一般社団法人日本ベビーサイン協会認定教室 HAPPY TIME

ベビーサインとは?

まだ言葉をうまく話せない赤ちゃんと、手話やジェスチャーを使ってコミュニケーションする育児法です。 赤ちゃんが手話を使うなんてとっても難しそうに感じますがとっても簡単です。 普段の語りかけにサインを添えて見せることで赤ちゃんも自然と自分からお手てでお話してくれるようになります。

 

ベビーサインのメリット

育児がより楽しくなる

泣かなくてもぐずらなくても気持ちが分かってもらえるので、育児のフラストレーションが減ります。
子育てしていると『どうして泣いているの?』『何してほしいのかな?』と思いますよね。
そして赤ちゃんは『何で分かってくれないの~(泣)!』と大泣き。 赤ちゃんはまだ話すことができないので泣くことでした気持ちを伝えられません。その気持ちがなかなか分かってあげられないママもとっても辛いですよね。赤ちゃんには笑っていて欲しい。
ベビーサインを使えるようになると赤ちゃんは泣かなくてもサインで気持ちを分かってもらえる、ママも赤ちゃんの気持ちが分かってあげられてストレスが軽減される。笑顔でいる時間が増えて育児がより楽しくなります。

健康と安全に役立つ

『痛い』のサインを使って体の痛いところを教えてくれたり、危険な場所や触って欲しくないものを『危ない』『熱い』のサインを使うことで教えることができます。事故防止に役立ちます。
実際に赤ちゃんが耳を触って『痛い』のサインをするのを見て病院へ連れて行くと中耳炎だったという事例もあります。

親子の絆が強まる

ベビーサインを通して赤ちゃんの感じること考えていることが分かるようになります。『大きな木だね』 『ワンワン、どこ?』 『あ!飛行機だ!』など言葉にできないことをサインで教えてくれます。ちいさなお手てで一生懸命伝えようとするその姿はとても愛おしく抱きしめたくなる瞬間が増えます。

話し言葉が発達する

ベビーサインは語りかけながら使うので赤ちゃんは自然と多くの言葉を学び語彙が豊富になります。ベビーサインを使用している赤ちゃんは人とのコミュニケーションの楽しさを知っているので自然と物の概念を覚えていき話し言葉にスムーズに移行することが出来ます。ベビーサインをしていたお子さんはおしゃべりさんが多いです。

パパも育児に参加しやすくなる

ベビーサインがあれば、忙しくて普段は一緒にいる事ができないパパも、赤ちゃんの欲求や気持ちが理解できます。ベビーサインを使って絵本を楽しんだり『もっと遊ぶ?』『おやつ食べたいよ』なんてサインで会話できるのでママがいなくても赤ちゃんとふたりでしっかり留守番したりできるようになりパパの積極的に育児に参加してくれるようになります。

みんなが笑顔になる

ベビーサインがあれば赤ちゃんの欲求や思いを家族の誰もがわかってあげることができます。赤ちゃんが小さなお手てを使ってサインをするのを見て、一緒に笑ったり、驚いたり、感動したり・・・ ママやパパだけではなく家族みんなが笑顔になります。

 

ベビーサインのはじまり

ベビーサイン創始者「ベビーサイン」という名前は、カリフォルニア大学デイビス校名誉教授のリンダ・アクレドロ博士と、カリフォルニア州立大学スタニスラウス校名誉教授であるスーザン・グッドウィン博士が作ったものです。ふたりの博士は、アメリカベビーサイン社と、その研究機関であるベビーサイン・インスティテュートの創設者でもあります。

ベビーサイン育児はふたりの博士の努力によって1990年代半ばからアメリカを中心に広がりはじめ、現在では世界の多くの国で実践されています。

日本では2000年、当協会の理事長である吉中みちるが長男を出産後に実践し、その体験を夫と一緒に「親子で楽しむベビーサイン」という書籍にしたのをきっかけに、広く知られるようになりました。この本は、日本人が書いた初めてのベビーサイン本として、また、日本手話を用いたベビーサインを紹介した初めての書籍として、注目を集めました。